ポンコツでも億り人になれる④(すべては身近な人のおかげ)

ニューヨーク、セントラルパーク、コンサバトリー・ウォーター、2017年撮影

どーも!タツマルです🐲

前回「ポンコツでも億り人になれる(大金持ちに俺はなる!)」は、新聞勧誘員からの度重なる襲撃に屈して、やむなく新聞を取る羽目になったものの、日々の生活は落ち着いており、新たに付き合い始めた女性が現れたことを書きました。

今回もその続きです!(いったいどこまで続くんでしょう?この話・・😅)

目次

会社員が収入を伸ばすには

節約だけでは金持ちになれない

同じ職場の後輩である女性と付き合うようになってから、私はより一層資産形成にまい進しました。といっても毎日会社で頑張って働き、ひたすら節約してお金を残していっただけ、ですが。

休日は彼女とあちこち出かけましたが、たいていは近場で済ませ、食事は近所のスーパーで材料を買って私のアパートで料理を作る、といった具合。お金のかからない過ごし方を楽しんでました。

出費を抑えることは資産形成に不可欠ですが、節約だけではお金持ちになれません。やはり収入を伸ばす必要があります。

といっても当時は1990年代後半の世の中、まだまだネットも発展途上でしたし、会社員が副業するなんてありえない時代でした。ですので、会社員が収入を伸ばすには昇給昇格、つまり社内で昇進するしかなかったんです。

そのために何をやるべきなのか?

上司に取り入って気に入られ、評価を上げてもらう、という戦略も効果的かもしれませんが、私はそういうのちょっと苦手。それに私自身、能力が高くて仕事ができる社員、というわけではありませんでした。なにしろポンコツなので🤣

ゆえに、私の評価(人事考課)は当時、可もなく不可もなく、ごくごく並みのレベルでした。そんな凡庸な人間が組織の中で上にいくには、担当業務における専門能力を高めるしかない!と考えたわけです。

彼女に喝を入れられる

私は当時、人事労務や給与といった業務を担当していたので、その領域の専門資格である社会保険労務士の取得を検討してました。

本来は、士業として独立開業するための国家資格ですが、企業の人事部門にもその資格を持って働く人がそこそこいました。現に当時の私の上司がその資格を持っており、かつ非常に有能な人でしたので、自分もその資格を取れば、その上司のようになれるかもしれない、と考えたわけです。今思えば短絡的ですが😅

そうは言っても社労士資格は難関であり、ちょっとやそっとでは合格が難しい。その資格を取って能力アップをアピールし、会社での昇進(=収入アップ)につなげたい気持ちはありましたが、その一方で難関資格への挑戦に及び腰にもなってました。

そんな私に喝を入れてくれたのはやっぱり、付き合っていた彼女です。

「(同じ部署の)○○さんが社労士試験受けるって言ってたよ。あの人に負けてもいいの?良くないでしょ?」と、私にハッパをかけてくるんです。

その言葉で私の心は動きます。

「むむむーっ!?アイツに負けてたまるかー!絶対に俺が先に合格してやるぜー!ウオオオーッ!」と、やる気がみなぎってきました。

地を這った後、一気に上昇する学習曲線

そのときは5月でしたが、試験は7月。いくらなんでも2ヶ月で合格は無理なので、翌年7月に向けて準備を始めます。また、独学での合格は不可能と判断し、専門学校に通うことにしました。

専門学校の社労士受験コースは11月から始まるところが多かったので、10月まで独学し、11月から学校に通い始めます。学費は7ヵ月コースで16万円程度。この頃にはお金の余裕もできてきたので、それぐらいの金額ならポンと出せます。入学までに納めることになっていましたので、即金で全額支払いました。

それからは毎週土曜日、朝から夕方まで水道橋の校舎で授業を受けます。平日は帰宅後1〜2時間かけて授業の復習、日曜日は勉強するか、たまに休んで彼女と遊ぶ、といった日々を送ってました。

試験が近づくにつれ勉強時間を増やしていったものの、5月頃までは内容をちゃんと理解できていませんでした。頑張って勉強しているはずなのに、なんだかよくわからないまま時間ばかり過ぎていきます。たまに受ける模試の結果も芳しくありません。授業は全て出席し、空き時間はほとんど勉強に充てているにもかかわらず・・。

面白いことに、授業が進むにつれ、受講者の数が減っていきました。最初は教室に100人はいたはずなのに、最後の頃は明らかに50人を割り込んでいました。「あれれれ?あの人いつのまにか来なくなったなー」という感じで、ボロボロ抜けていくのです。学校側もそれを見越してか、徐々に狭い教室に移していきます。

授業料は最初に全額払い込まれるので、受講者が脱落しても学校側は痛くも痒くもありません。もちろん学校サイドはそんなつもりはないでしょう。できるだけ自校からの合格者を増やしたいと考えていたはずです。

授業の内容は合格にフォーカスした非常に実践的なものでした。にもかかわらず、私の理解力が追い付いてなかった。5月頃までは全く合格の手ごたえが感じられませんでした。でもやめるわけにいかない、とにかくやるしかない、とばかりにテキストに食らいつき、問題集を解いていきます。

そして6月に入ったあるとき、一気に全てを理解できました。社会保険や労働法など様々な法律の相互関係が頭の中ですべてつながり、全体像が見えてきたんです。

学習の効果とは、一直線の右肩上がりではなく、長い間、地べたを這ってから一気に上昇するようです。私はこの学習曲線を、身をもって実感しました。

そこから7月の試験本番までは、可能な限り多くの模試を受け、弱点をつぶしていきます。この頃になると、とにかく空いている時間はすべて勉強に充てました。来年、同じ苦しみを味わいたくない、どうしても今年で終わらせたい、と思ったんです。そして7月のとある日曜日、試験本番を迎えます。

試験会場は前日に下見を済ませており、当日はスムーズに到着。午前は社会保険、午後は労働法の試験でした。午前と午後の間の休憩時間が短く、コンビニに走っておにぎりを頬張ります。そして、とにかく終わりました。それなりに手ごたえはあったものの、合否はフタを開けるまでわかりません。

生涯役立つ社会保険労務士資格

11月の合格発表までは落ち着かない日々を過ごしました。もう勉強しなくていい、という実感がわかず、毎日そわそわしてたんです。そうこうするうちに発表の日を迎えます。そしてなんとか無事、合格しました。

「見事!合格」といいたいところですが、「なんとか無事」の方が実感に近いです。もう試験勉強しなくてよいと、ようやく実感でき、ほっとしました。

その日から、周囲の私に対する見方が変わります。社会保険労務士資格は、人事労務担当なら誰でも一度は挑戦を考えると思います。しかしながら挫折する人も少なくありません。私は難関を突破したことで一定の評価を得られるようになりました。そしてそれに見合った仕事をアサインされ、成果を上げるようになりました。

仕事に関連する資格を取得することは効果的だと思います。実務経験で得たピンポイントの知識が、試験勉強を通じて頭の中で体系的に整理され、より実践的な知識となります。その専門知識を実務で活用することにより、さらに実践的な専門能力が高まってくるわけです。それが仕事の成果を生んで、収入アップにつながります。

私はこのときの努力、というか投資で、かなり長い間食えました。評価が高まり順調に昇給昇格できたんです。わずか16万円の授業料と1年間の勉強時間を投資した結果、何百倍ものリターンに化けました。

20代30代ならば、現金を積み上げたうえで、その一部を自分の能力開発に投資すべきでしょうね。その投資はきっと報われるはずです。逆に、自己投資をしないまま20代・30代を漫然と過ごしてしまうと、40代・50代は厳しい会社員生活になるかもしれません。

なお私自身は、社労士試験の学習を通じて、社会保険制度にとても詳しくなりました。そのおかげで当時、定年退職を迎えた自分の親や彼女の両親に対して、公的保険・公的年金をどう手続きすべきか、的確なアドバイスやサポートができたんです。とても喜ばれたことは言うまでもありません。

さらには現在、自分自身が定年退職を迎えてからも同様です。社労士資格を有する実務経験者として、年金・保険・税金に関する知識を総動員し、定年退職に伴う様々な手続きへ的確に対応できました。その内容は、過去記事「定年退職までに決めるべき手続き6選」及び関連記事で詳細に述べた通りです。

試験勉強していた頃は、仕事の専門能力を高めて昇進につなげることしか考えておらず、実生活に役立てるなんて想像もしてませんでした。ですが結果として、この知識が生涯にわたって役立つことになったわけです。これは、すこぶるラッキーでした!😁

結婚、そして新生活スタート

新居はもちろん!賃貸です

さて社労士試験に合格した頃、私はすでに借金を完済し、貯蓄は200万円近くになっていました。そろそろ彼女との結婚を決めてもよい頃合いです。私たちは結婚に向けて準備を始めました。

結納や挙式・披露宴は伝統的な儀式を実施。費用はそれなりにかかりましたが、ありがたいことにお祝いもたくさん頂き、収支はトントンでした。

住まいはもちろん賃貸です。都内にある彼女の実家近辺で、家賃10万円、2DKぐらいの物件を探します。なかなか良い物件が見つかりませんでしたが、妥協することなく探し続けたところ、建築中の物件を見つけます。ちょうど挙式直前に完成するアパートでした。現地見学したところ、敷地は広く環境も悪くありません。私は迷わず2階の1室に申し込みました。

家賃98千円で44㎡の2DK、最寄り駅から徒歩10分強の鉄骨造アパートです。完成後まもなく入居したところ、新築ゆえに清潔で明るい部屋で、私たちはとても気に入りました。このアパートに住むのは長くても5〜6年ぐらいと思っていたのですが、結局私が転勤するまでの11年半も住むことになりました。

家計の方針を定める

新居に引っ越して、いよいよ新生活がスタートです。結婚しても資産形成の手綱を緩めることはありません。なにしろ「大金持ちに俺はなる!」と固く誓いましたので😁

資産形成に向け、このタイミングで最も重要なことは、家計管理をどうするか決めることです。夫が管理するか妻が管理するか?食費等の月間経費をいくらぐらいで見積もるか?といったことを決めなければなりません。

私は迷うことなく自分で家計を管理することにしました。すでにお金の管理はきっちりできるようになっています。私は短期間で多額の借金を完済し、かつ数百万円の貯蓄を積み上げることに成功しました。そのことで、自分のお金の器を大きく広げることができたわけです。

当時34歳の私の年収は税込みで800万円程度。給与が50万円、ボーナスが100万円ぐらいでした。妻は、結婚前に外資系の大手メーカーに転職していましたので、共働きです。

それでも妻の収入は当てにせず、私の収入だけで生活できるよう家計を設計しました。理由は、子供ができて妻が働けなくなっても、家計に響かないようにするためです。私の家計設計は、次の通りです。

  1. 私の給与から毎月5万円を給与天引きで貯蓄、ボーナスはほぼ全て貯蓄に回す
  2. 残りの給与で家賃や水道光熱費その他の必要経費を払う(すべて私が負担)
  3. 食費や日常の雑費として妻に毎月5万円渡す

共働き夫婦によくある、共通口座をつくって互いに入金するようなことはしませんでした。妻の収入は全て妻のものです。そして彼女は、私から毎月5万円受け取り、食材や洗剤などの日々の消耗品を調達します。

ふたり暮らしの食費や雑費ならば月5万円でなんとかなります。たまに不足が出たときは妻が負担していたようです。

私は何にいくらかかったのか聞いたりせず、5万円の使途はすべて妻に任せていました。もちろん妻の給料の使い道も本人任せ。私は自分の収入の収支管理と資産の積み上げに集中してました。

ともあれ、このペースで生活していると、私の小遣いとして月10~15万円程度使っても、毎年200万円ぐらい貯まります。結婚から5年も経つ頃には、私の貯蓄残高は1500万円を突破していました。

結婚後はひとり暮らしの頃と違って、爪に火を点すような暮らしぶりではありません。旅行に行ったり外食したり、飲みにもよく出かけました。それでもお金が残ったのは、家賃が安かったこと(年間120万円、私の手取り収入の2割以下)、相変わらずクルマを持たなかったこと、保険にも入らなかったこと、金のかかる趣味を持っていなかったこと等が考えられます。

ポンコツでも億り人になれたのは身近な人のおかげ

振り返ってみると、私が資産形成に取り組み、結果として現在、億り人になれたのは、ふたりの恩人のおかげでした。

ひとりは母方の叔父、そしてもうひとりは現在の妻です。

叔父からは、お金を積み上げることの大切さ、自力で積み上げた100万円の重みに気付かせてもらえました。借金100万円を毎月少しずつ返済したいと申し出たところ、「そんなんじゃ100万円の重さを感じないまま、いつの間にか返し終わるからダメだ!自力で100万円積み上げてから一括返済しろ」と言われたことで目が覚めたんです。

そして妻からは結婚前に、「貯金が無い人、借金がある人との結婚はイヤ!」と、つきつけられました。彼女自身、バイト代や給料を地道に貯めて、すでに数百万円の貯蓄を持っていたので、その言葉には説得力がありました。それが私を大いに奮起させてくれたわけです。結婚後も妻は、私の家計管理や資産形成の取り組みを理解し、信頼して全てを任せてくれています。

このように重要な局面で、叔父と妻からそれぞれ、人生の方向を決めるほどの大きな影響を受けたわけです。

このふたりのおかげで私は、借金まみれのドン底から這い上がり、金銭感覚を磨いて、億単位の資産を積み上げられる人間になれました。ポンコツでも億り人になれたのは、身近な人たちからの支援があったからなんです。

今からちょうど30年前、200万円の借金を抱えて前妻と離婚したとき。そこから私の、億り人への道が始まりました。30歳を過ぎて、しかもマイナスからのスタートでしたが、それなりに大きな資産を積み上げることができたわけです。いや自分としてはむしろ、一度マイナスに沈んだからこそ大きく上昇する勢いがついた、と思ってます。

ですので当時の私と同様、借金に苦しむ人も、リカバリーのチャンスは十分あると思います。私の昔話がそんな人の参考になれば幸いです。

さて、結婚して落ち着いた頃、さらに資産形成をスピードアップさせるべく、株式投資に本格的に着手します。投資についてもさまざまな試行錯誤を繰り返してきたのですが、それについては別途ご紹介することとし、いったんこの昔話を終えたいと思います😊

(終わり)

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